先月、海外の音楽ブログ MUSIC MACHINERY にて「どの地域でどのアーティストが聴かれているのか」を調べたユニークなマップが公開されました。
http://musicmachinery.com/2014/02/25/exploring-regional-listening-preferences/
このマップですが、一概に影響力のあるアーティストという意味ではなく、おそらく「そのエリアで特徴的なアーティスト」の分布図なようです。トレンドなニューカマーの名前もあれば、ベテラン勢の名前もあり、見ていてとてもおもしろいマップです。
ロードアイランド デイビッド・ゲッタ (David Ghetta)
ニューヨーク州 ジェームス・ブレイク (James Blake)
ワシントンD.C. ケリー・ローランド (Kerry Rowland)
デイビッド・ゲッタなんかは今やイケイケのEDM界ビッグネームですね。まさに流行の最先端を行っているアメリカ東海岸の音楽シーン。ニューヨークのJames Blakeもじつにオシャレ。大都市ニューヨークでネオ・ダブ・ステップが聴かれているんですね。これはじつにおもしろい。
ミネソタ州 ストーン・サワー (Stone Sour)
アイオワ州 ヒンダー (Hinder)
とヘヴィロック/ハードロックの番長的存在バンドが特徴的なようです。ストーンサワーのフロントマンであるコリー・テイラーがヴォーカリストとして活躍する、かの有名な覆面集団バンド、スリップノット (Slipknot) もアイオワ州出身。やはり地域によって好まれるジャンルは異なるようです。
一方、西海岸の方では、
アリゾナ州 リンキンパーク (Linkin Park)
カリフォルニア州 ボノボ (Bonobo)
新鋭レーベルのニンジャチューン (Ninja Tune) が一押ししているエレクトロニカ勢のボノボがカリフォルニアで今最もイケているアーティストとして選出されています。カリフォルニアといえばやはり文化の最先端で、音楽の猛者たちも溢れている中、ボノボを選出するというのがなんとも洒落ています。
てっきり西海岸といえばヒップホップのイメージでしたが、近年はやはり色んなジャンルが聴かれるようになったのでしょうか。