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Google Anlytics などの解析ツールで流入キーワードを調べていると、
こんなキーワードが目につきませんか??
(not provded)
これは一体・・・?
しかも最近、この (not provded) による流入が増えているそうです。
弊社サイトも例外ではありません。
海外SEO情報ブログで超有名な鈴木謙一さんの記事にも、ピックアップされていました。
ChromeのGoogle検索がSSL化、(not provided)が増えキーワード取得がさらに困難に | 海外SEO情報ブログ
こちらの記事を読めば、(not provided) の正体と、
それが増えてきている理由がわかります。
それでは本題に入ります。
(not provided) の正体は暗号化された検索キーワード
SSL検索化されている検索バーからの
検索キーワードは暗号化されて取得できず、
アクセス解析ツール上で (not provded) に分類されてしまうのです。
では具体的にどのような検索が (not provided) になってしまうのか?
Google アカウントログインユーザーからのGoogle検索
このことは以前から話題でした。
Googleをメインで使っている方はわかると思いますが、
Googleアカウントでログインした状態でGoogle検索すると、
検索結果がユーザーの傾向に合わせて変動しています。
ユーザーの行動をデータ採取して判別しているので、
セキュリティの問題からSSL検索で保護されています。
ぼくは常にGoogleアカウントでログインしているので、
僕がサイトに訪問しても
アクセス解析の検索キーワードは、
(not provided)になってしまうのです。
さらに衝撃の事実はつづきます・・・。笑
Google Chrome でのGoogle検索(2013年1月〜)
いきなり衝撃的事実ですが、
2013年1月からのバージョン25より、
Google ChromeでのGoogle検索はログイン状態に関係なくSSL検索となります。
したがって検索キーワードは暗号化されます。
解析ツールでのキーワード取得は不可能となり、
(not provided) と表示されてしまいます。
Chromeがブラウザシェアを飛躍的に伸ばしている昨今では、
(not provided)が増えるのは当然の結果でした。
Firefox (バージョン14以降) の Google検索(2012年5月〜)
同じく鈴木謙一さんのブログより。
SEOエキスパートが語った最適化TIPS×26 など10+4記事(海外&国内SEO情報) | Web担当者Forum
Mozilla が提供するブラウザ Firefox は
じつは今回のChromeよりもずっと前から
すべてのGoogle検索をSSL検索化しています。
Firefox で Google 検索が暗号化されるようになります | Mozilla Japan ブログ
・検索バー
・ロケーションバー
・右クリックメニュー
Chrome同様、FirefoxユーザーのGoogle検索によるアクセスは
(not provided) と表示されてしまいます。
Safari の検索バー
Safariのウィンドウ上の検索バーからの検索はSSL検索化されます。
したふがってSafari 検索バーからのGoogle検索は
(not provided) と表示されてしまいます。
Safari iOS のGoogle検索バー
えーっ!iPhoneも!?
デスクトップ版だけでなくiOSも例外ではありません。
デフォルトをGoogle検索にしている場合、
検索バーからのキーワード検索はSSL検索によって暗号化されます。
つまりiPhoneとiPad(もちろんiPad mini、iPod Touchも!)
における Safari からのGoogle検索も (not provided) と表示されてしまいます。
Safari ユーザーが当然ほとんどだと思うので、
iPhoneとiPadのアクセスはほぼ (not provided) となるでしょうね。
google.jp(2012年3月〜)
google.cp.jp も
昨年2012年3月からSSL検索化されています。
Google.com(2011年11月)
ちなみに、
日本ではあまり関係ありませんが、
本国アメリカはその半年前から。
まとめ
アクセス解析において言えば、
これだけのキーワード検索が拾えなくなってくるのは
非常に痛いはず。
でも、プライバシー保護も大事だしね。
これが時代の流れということなんですね!