Lost In Translation (2003)

Lost In Translation (2003)

2003年のソフィア・コッポラ監督映画『ロスト・イン・トランスレーション』のオリジナルサウンドトラックです。ソフィア・コッポラ監督の父はフランシス・フォード・コッポラ氏。僕の本当に一番大好きな映画です。

スカーレット・ヨハンソンビル・マーレイが主演で東京を舞台にしたオシャレなストーリーです。なんとも静かで音楽がとても印象的な映画なんです。

サントラ収録曲は映画の中で印象的に使用されています

この『ロスト・イン・トランスレーション』で印象的だったPhoenix(フェニックス)『Too Young』。スカーレット・ヨハンソンが東京の夜のネオンをタクシーから眺めるオープニングのシーンで使用されたBloody Valentine (マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)のフロントマン Kevin Shields の『City Girl』。エンドロールで使用されたThe Jesus & Mary Chain (ジーザス・アンド・メアリー・チェーン)『Just Like Honey』。日本人から、はっぴぃえんどの有名すぎる名曲『風をあつめて』、そのほかSquarepusher『Tommib』や Sébastian Tellier『Fantino』などなど。どれも最高です。

ソフィアコッポラ監督『ロスト・イン・トランスレーション』サントラ Kevin Shields、Phoenixなど参加

この『Lost In Translation』のサントラを聴いていると、東京のどんな場所でもお洒落に見えそうな気がします。

これらサントラ収録曲は、ただの提供ではなく実際に映画の劇中ですべて使用されています。『ロスト・イン・トランスレーション』の映画自体が音楽をとても大切にした映画なので、サントラを聴いていて映画のシーンが思い浮かぶ素晴らしい作品です。

トーマスとソフィアの恋のキューピッド

PhoenixのヴォーカリストのThomas Mars (トーマス・マーズ)とソフィア・コッポラ監督は、この頃はすでに恋人同士で、このあと2011年に2人は結婚しました。素敵ですね。

ソフィア・コッポラ監督の初監督作品映画『ヴァージン・スーサイド』のサントラでAIR(エール)の楽曲制作へ、トーマスが参加したことがきっかけなのだそうです。

キューピッドとなったAIR(エール)は、この『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラにも参加。AIRの提供した『Alone In Kyoto』という曲は、その名通り、スカーレット・ヨハンソンが京都を一人で歩くシーンで使用されています。

サントラから生まれた2人の共演が再び実現したサントラ作品。すべて映画の世界観を支えた珠玉の名曲ばかりです。本当に素晴らしい作品なのでぜひ聴いてみてください。

Lost In Translation01 Lost In Translation02

Kevin Shields – City Girl

Phoenix – Too Young

Squarepusher – Tommib

Sébastian Tellier – Fantino

Death In Vegas – Girls

My Bloody Valentine – Sometimes

Air – Alone In Kyoto

The Jesus And Mary Chain – Just Like Honey

はっぴぃえんど – 風をあつめて

Tracklist

1. Intro/Tokyo
2. City Girl – Kevin Shields
3. Fantino – Sebastian Tellier
4. Tommib – Squarepusher
5. Girls – Death In Vegas
6. Goodbye – Kevin Shields
7. Too Young – Phoenix
8. Kaze Wo Atsumete – Happy End
9. On The Subway – Brian Reitzell & Roger J Manning Jr
10. Ikebana – Kevin Shields
11. Sometimes – My Bloody Valentine
12. Alone In Kyoto – Air
13. Shibuya – Brian Reitzell & Roger J Manning Jr
14. Are You Awake? – Kevin Shields
15. Just Like Honey – The Jesus & Mary Chain