X JAPAN後期1996年のHIDE作曲シングル『SCARS』です。ちなみに「Scar」とは「傷」という意味です。HIDEが作詞・作曲を手掛けたX JAPANの楽曲は、後期ではこの「SCARS」とアルバム「DAHLIA」に収録された「DRAIN」だけです。1998年にHIDEのおわかれにあわせ、この『SCARS』の別ジャケット仕様シングルが発売されていて、そちらのヴァージョンではhide本人の写真が使われています。
X JAPANはの楽曲はどうしてもピアノ、ドラム、ギターソロ、TOSHIの声が目立ってしまうんですが、この『SCARS』は「ベースがかっこいい!」ということで有名です。1992年の『Art of Life』以降のベーシストはHEATH(ヒース)で、HIDEがスカウトしてきた人です。テレビのトーク番組などに出ても相づちしか打たない本当に寡黙な印象です。
この『SCARS』は本当にイントロがカッコイイ!!バラードよりもロックが好きなぼくは、X JAPANでも1、2位を争うほど大好きな曲!! YOSHIKIのつくる曲のようにメロディアスでドラマティックな展開ではなくとも、ドラムやギターの音の使い方はHIDEはさらに天才です。ライブではまるでドープショーのようなHIDEのパフォーマンスから始まります。とてもカッコいいです。懐かしいですね。それにしてもX JAPANの楽曲は本当に音がキレイです。
B面にカップリング収録されているリミックス曲「White Poem I [M.T.A Mix]」もかなりカッコいいです。Xファンには受けなさそうリミックスですが、これがびっくりするほどオシャレなので、ぼくはオススメです。果たして「White Poem II」はあるのでしょうか?