Yppahの2006年のアルバム『You Are Beautiful At All Times』です。Wagon Christやdj kentaroなど、多数の世界的アーティストを持つクラブ系レーベルのニンジャチューン。そのそうそうたる顔ぶれの中でも異色の鬼才ぷりを放つサウンド・クリエイターYppah(イパー)。
Yppahの音楽は、電子音で作られたインディー・ロックのような不思議な音楽性を持っている。ギター、ベース、ドラムなどバンド楽器に相当するパートをしっかりと持ち、そこに奇妙でグロテスクなエレクトロニカやヒップホップを融合させた独特のサウンドだ。そしてシューゲイザー張りにアンビエントなので、ポストロック好きにも良い。
『What’s The Matter?』や『In Two, The Weakly』などメロディアスで馴染みやすくも、超グロテスクでディープな楽曲ばかりだ。絶対にヤミツキ、脳みそがドロドロになる凶悪なアルバムです。